60年以上前の雪と暮らすための道具のあれこれ

北海道新聞の日曜版に懐かしい記事を見つけました。
私たちが子供の頃に使っていた道具や防寒着です。
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懐かしい…。
女性がまとっているのは角巻(かくまき)と言いました。
古い映画などを見ると冬のシーンなどにこのような角巻を着ていますよね。
吹雪の日など母と出かけた時はヒナが親鳥の羽の中に逃げ込むように
私たちもこの角巻の中に逃げ込みました。
角巻の中は風もきません。吹雪いていても暖かでした。
男性の防寒着はマントですね。
私たちの父の時代はもうオーバーコートになっていましたが
女性の角巻はかなり愛用されていましたよ。




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雪かき用の今で言うスコップ。 竹ジョンバと言うそうです。知りませんでした。
サラサラの雪の北海道はこれでも役に立ったのですよ。
本格的にドンと降ったらこれでは間に合いませんけどね。





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木のソリです。
市販されているのもありましたが私の記憶ではすぐに壊れるし洒落た作りのソリは
実用的ではなかった。 父が頑丈なソリを作ってくれました。
あそびどうぐでもあったし、荷物を運ぶ役目もしたし一家に一台は必需品でした。




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わらぐつ(深わらぐつ)は残念ながら知りません。
履いたこともない…、多分 見たこともないです。

手に持っている板のようなものは竹スキー。
竹の先が曲がっていてそこに靴先をつけて滑ります。
今はプラスチックでミニスキーがありますが竹スキーが原型かも。


そして本当にこれは見たことも聞いたこともありませんが
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端切れを何枚も重ねて縫い合わせて作ったという手袋。 テッカエシと言っていたそうです。
私たちの手袋は毛糸で編んだ手袋でした、 これは知りません。
後にアノラックの生地でできた手袋が出回ったと記憶してます。

新聞によりますと このテッカエシは
子供たちのキャッチボールやボクシングで遊ぶ時に使われたとか。

オトンとこれは知っている、これは知らないと盛り上がりました。
懐かしい記事でした。


by fu-and-boro | 2017-02-24 16:34
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